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オマラマ Day8

 投稿者:日口  投稿日:2018年 1月 6日(土)14時47分59秒
編集済
  本日のフライト
https://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-905942036

実は今日、出発直前に水が翼根からリークしていることに気付き、明朝に機体を一旦ばらさないといけなくなりました。ということで、今日のフライトはいきなり水バラストなしになってしまいました…。


前線通過。
久し振りに朝から寒く、上空は層積雲が広がって青空がほとんど見えません…。

レイトスタートを考えていたのですが、今日は飛ぶ機体が少なく、飛行順が以外と早く回ってきてしまいました^^;

飛び上がると、タスクに決めていた南のエリアが完全にシャワー…寒気の流入が強過ぎました^^;

Cuベースも低く、一番近くの山の稜線にかかるかかからないかくらいでしょうか。
でも、わずかな隙間から西のエリアを見通すと、山の奥はCuベースが高くなっているようです^^

サーマルをつないで、低いCuベースを潜り抜け、山の奥につながっているストリートを選んで、まずは西の山奥へ。
比較的順調に、次々と谷渡りを続けます。

ほどなく西の脊梁山脈に到達したのですが、この辺りからCuの下での上りが難しくなり、もう少しで西海岸まで達することができそうなのですが、うまく上がれません…。
この辺りで下げ過ぎると、元に戻ることができず、本当に西海岸にアウトランディングしに行かなければなりません。

そうこうしているうちに、いきなり強い沈下であっという間に谷底へと引きずり込まれそうになりました…。周りのやまやまがどんどん高くなっていき、ひっかける低い稜線も限られてしまいました。

落ち着いて地形とCuの位置を見渡し、ここぞというところへ寄せると今度はバリオ振り切りで上がって行きます。これはウェーブの仕業かなと、この時漸く全てを理解し、そのままCuベースへ、そして風上へ出るとそのままウェーブイン!

上昇帯はそれほど広くはないものの、14,000ftまで上がり、さぁ今度こそ西海岸へと思いきや、ギャップ沿いのグライドに入るや否や強い沈下に叩き落とされます。上空の風も50kt近くあり、進みもよくありません。

無理をせず、ここは一旦戻る方向でコースを組み直したのですが、ベース高度の風とさらに上空の風で風向にねじれがあるようで、うまくライン取りができません…。

おまけに変える方向は雲量が多く、広いギャップを求めて動くたびに強い沈下で高度が下がってしまいます。

ここは諦めて、雲の下を飛ぶことにします。

雲の下に入ると、南東方向にストリートが伸びていたのでそのルートを辿ることに。
でも、南は相変わらず湿気ていて、Cuベースも1,000ftほど下がっています。

南下しながら北へと伸ばせるルートを探します。

St.Bathansまで南下した後、北上に切り替え、ストリートとリッジを試すことを考えたのですが、下層の風は今日はリッジに沿う方向の風なので、リッジが働いておらず、おまけに上層のウェーブが邪魔をして、うまくリッジランができません。

焦って渡り込んだBen Ohau Rangeのリッジでうまく上がれず、ウェーブの沈下に捕まって大きく高度を落としてしまいました…また悪夢の再来、そう、ここはMaitlandと言って、過去に二日続けて谷渡りに失敗し、アウトランディングしたところです。

どんどん高度を失って、引っ掛ける低いリッジもなく、のっぺらな斜面は全く効いておらず、あ~あ久し振りにやっちまった、と思いながら目は起死回生の場所を探っています。

上空のCuの位置からウェーブの位置を特定し、斜面から離れ、麓からキックされるサーマル(ローターサーマル)に狙いをつけると、ビンゴ!
強いサーマルで一気に高度を回復します。

今日のリッジは難しいので早々に諦め、盆地のコンバージェンスラインを辿ることにしました。

でも、今日のコンバージェンスラインは上空のウェーブがかかっているので、ちょっと複雑でした。それもエシュロンウェーブなので、活きているところと死んでいるところがあります。

北上できるところまで北上し、帰投することにしたのですが、グライドを伸ばそうにも上空のウェーブが邪魔をして、強い沈下をプレゼントしてくれます^^;

ローターサーマルと風のぶつかっているところをよく観察して、だましだましオマラマに近づけていきます。

隣街のTwizelまできたところ…オマラマまで27km…で、何とかL/D30のラインに乗せたのですが、今日の空はなかなかやってくれます^^;
地上は強い向い風、上空はウェーブの沈下、さらにはリッジに沿う風が重なり、グライドを伸ばすことができません。

何度もパスを下げたのですが、空や地形を観察し、ウェーブのローターラインや風のぶつかっているところを探しながら、我慢のグライドを続けます。

あと10kmでオマラマへのパスが見る見る下がった時には、いつ180°旋回して今来た道を戻ってアウトランディングするか考えていましたが、最後の最後で神様が味方してくれて、オマラマの飛行場に滑り込むことができました^^

ちなみに、もしかしたら明日は機体がないかもしれません…EEのオーバーブッキングのようです。

一難去ってまた一難です^^;
(明日は、いよいよ清水君がオマラマにやってきます^^)

今日の天気図:南島中央部で等圧線がキンク…南東流…しています^^;
写真上:このままギャップ沿いに西海岸まで行けそうな感じだったのですが^^;
写真下:午後遅くになって、山の頂上とベースとの間に隙間がだいぶんできてきました^^

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オマラマ Day7

 投稿者:日口  投稿日:2018年 1月 4日(木)13時41分49秒
編集済
  今日はOVD(Overdevelope:対流過剰)の予報が出ていました。

午前中の観察では、立ち上がる気配があまりなく、友人とここ数日の予報は当たってなかったからね、何て言っていたのですが、昼になって立ち上がり傾向が出てきたので早めの離陸を計画しました。

離陸すると、南/南西のエリアからは既に雨が落ち始めています。

まずは西に逃げ、そこから観察した北のエリアが良さそうだったので、Hunter、Neumann、Ben Ohauのリッジをつないで北上。

でも、帰り道がCbで閉ざされないか気になって、あまりフライトに集中できません。
そんな折、Ben Ohau Rangeの北端で高度が取れたので、いつもは通らないFox氷河やHookaer氷河、そしてMt.Cookに続く低い稜線をMt.Cookの麓まで辿ってからLiebig Rangeに入るコースを選択。
さらに、ArmadilloからD'Archiacへ。
高い山並みと美しい氷河を堪能しました…今日は視程が良く、本当にきれいでした^^

帰りは一目散に滑空場方向へ。
途中、東へ探索に行くことも考えたのですが、どう見てもCbが直撃するコース(発達して、上空の西風でCbがオマラマ方向に動き始めた上、連鎖反応が始まりました…オマラマでここまでひどいCb活動を見るのは初めてです^^;)

着陸して、機体を格納庫へ片付けている最中も雷鳴がとどろき、格納庫のドアを閉めたとたんにヘビーシャワーが落ちてきました^^

やはり、ここ数日の空気はトロピカルな空気だったようです。
ちなみに、明日は発達した低気圧が前線を伴って南下してきて、雨の予報。
いい具合にレストデーになりそうです^^

本日のトレース
https://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-1083729335

この3日間、同じようなコンディションで同じようなところを飛びましたが、いい練習になりました。明日のレストデーにその結果をうまくまとめる時間が取れると思います。

写真上:飛び上がる前の空(12:00過ぎ)。すでにOVDの気配が^^;
写真中:ここまでMt.Cookにサーマルで近づいたのは初めてです。おっきいでしょ^^ このままMt.Cookのリッジを辿れば良かったかな^^;
写真下:着陸後に接近中のCb。日本では見慣れていますが、ここでは極めて異例です^^; まだ飛んでいる機体がいるので、連鎖反応が続かなければいいのですが…こっちの人は慣れていないせいか、Cbや落雷の怖さにピンと来ていないようです。
 

オマラマ Day6?

 投稿者:日口  投稿日:2018年 1月 3日(水)07時18分15秒
編集済
  Day3が飛べていなかったので、本日がDay6ですね^^;
ただし、飛べたらの話です。

11:00の段階で、オマラマでは珍しくOVD(対流過剰)で西の山のエリアでは既に随所でCuが立ち上がっています^^;

昨日の午後から湿気た空気が流入しており、明日までこの状態が続きそうな感じです。そして、金曜日は前線通過で雨の予報^^;

さてさてどうなりますことやら…。

飛べました!^^ 以下、本日のフライト。
https://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-1168171411

1時間ごとに積雲の成長具合を観察していると、南の方はシャワーが落ち始めているのに、北の方は積雲が小さくなっていく傾向が見て取れたので、飛ぶことにしました。

飛び上がると、Little BenからBen Ohau Rangeにコンバージェンスが伸び、さらにリッジ上に山岳コンバージェンスが形成し始めているのを見つけ、まずはそのコースへ。

今日はGavinさんもQQ(Duo XL)で飛んでいるようで、途中で交信したり、出会ったりはしませんでしたが、初めは同じコースを北上しているようでした。

予想通り、Ben Ohauは海風によるコンバージェンスと山岳コンバージェンスの入り混じったような感じ。Thermo-dynamic flowもあるようで、リッジランするごとに高度が高くなっていきます…リッジも高くなっていくので、リッジとの高度差はそれほど変わらないのですが^^;

リッジを北上しつつ、東西のエリアを詳しく観察するのですが、Ben Ohauのすぐ東側にコンバージェンス性の低いCuが連なっており、東のエリアが観察できません^^;
しばらく北上を続け、雲の隙間からエリアを観察しなおしました。

その結果、今日はJollieへ渡るのが良さそうと判断し、8,000ftでBen Ohauを離れて東の山岳エリアへ飛び移りましt。そこはちょうどMt,Cook飛行場の上なのですが、深く広い谷の中に滑走路と数機の機体…観光飛行用でしょう…、そして正面に威風堂々たるMt.Cookが見えました^^
(ここからのMt.Cookが一番きれいに見え、個人的には一番気に入っています…飛ばないと見れないのですが^^;)

6,900ftでJollieのリッジに辿り着くと、Thermo-dynamic flowによる山岳コンバージェンスがきれいに形成されており、リッジランは強いフローでどんどん上がり、Cuベースもどんどん高くなっています。

南アルプス(脊梁山脈)にかかる雲の落ち込み具合から、ハイドローリックジャンプあるいはウェーブの可能性を考え、山岳コンバージェンスのCU列の端からウェーブインを試みました。Cuベースは10,500ft、酸素を使いました^^

でも、ウェーブは掴まえることはできず、オマラマ北北東110kmのところにあるArmadillo峰を回って盆地の真ん中を南に伸びているコンバージェンスラインを戻ることに。
その間、高い高度からMurchison氷河や南アルプスのきれいな景色を堪能しました^^

コンバージェンスラインをひたすら南下し、昨日と同じようにオマラマの南西方向にできるだけ距離を伸ばすコースを考えました。ところが、オマラマの西20kmにある最初の山並みにかかるCuのベースが低く、さらに密なため、西のエリアがうまく観察できません。

しょうがないので、Cuベースをくぐった後に観察することにしました。

くぐり抜けると、東のエリアよりもCuベースが1,000ftほど低く、また昨日ほどコンディションが良くなさそうです。どうやら、安定した空気が全体的に西方面から入って来ているようで、ブルーエリアが広がってきています。

それでも、我慢して南西に進んだのですが、積雲が横に拡がってコアの位置がわかりづらくなり、高度をどんどん失うので弱いプラスを拾わなければならず、明らかにペースダウン。

死に絶え、横に拡がったCuは無視して、平野に新しくでき始めるCuを詳しく観察し、少しづつ前進。何とかオマラマ南西50kmのThomsonまで行きましたが、そこでUターンし、そこから北へ距離を伸ばすことにしました。

このレグもなかなか強いサーマルをヒットできず苦労しましたが、誤魔化しながらリッジのあるエリアへ。リッジラインを丹念に探っていくと、サーマルコレクターと呼ばれるピラミッド形のリッジにサーマルが発生している傾向を掴み、強いが荒れたサーマルと格闘しつつ、Hunterのリッジへ。

ここはリッジが働いている…西日によるThermo-dynamic flow…と思われたのですが、完全に外れ^^; 上層のウェーブが悪さをしていたのかもしれません。
今回は上がれない、でも下層に悪さをするウェーブに随分悩まされます^^;

最後はHunterからの帰り道でも、予想以上に高度が下がり、頼みにした西斜面が全く働いておらず、余計なワンクライムと迂回を余儀なくされてしまいました…。

でも、何とか観察眼鋭く、飛んで(飛べて)よかったです^^

写真上:Ben OhauからJollyへの最初の谷渡り。正面にMt.Cookと右下にタスマン氷河
写真下:Murchison氷河の先端(上流)部。二本の氷河が合流してMurchison氷河になっています。南アルプスにはキャップ雲がかかっています。Armadillo上空から

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オマラマ Day6

 投稿者:日口  投稿日:2018年 1月 2日(火)14時21分0秒
編集済
  OLCがトレースを受け付けないので、また後でアップします。
まずは、これで我慢してください^^;
http://tracking.gliding.co.nz/track.html?day=2018-01-02&esn=0-2832141&display=display

ちなみに、全てコンバージェンスラインでのフライトです^^

ようやくOLCが受け付けてくれました^^
https://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-1248451528

今日は夕方、北のエリアから前線が南下して、湿った空気が入って来てシャワーになるだろうという、ウェザーマンの予報でした。

山には朝早くから良好なCuが湧き上がってましたので、離陸を12:30にセット。これでも遅すぎました…JustinさんはNorbert(ルーマニアのパイロット)と一緒に11:15には離陸してどっかへ行ってしまいました^^;

初めに南西に120kmほど下り、そこから西のShotover(オマラマから南南西100km)エリアに入るタスクを組んだのですが、飛び上がると南東と東のコンバージェンスラインに目移りして、とにかくできるだけコンバージェンスラインをつないで飛ぶことを考えました。
(南西120-150kmエリアにCuがなかったのが躊躇した原因です)

コンバージェンスラインは初め、8,000ftCuベースで、快調に進んだのですが、南に意外と伸びておらず、すぐに東の山沿いに北上に切り替えました。

東の山並みはそれほど高くなく(2-3,000ft)、途中何か所か山並みが切れており、そこから海の風が入って来ています。そのため、盆地内にもコンバージェンスラインがいたるところに形成され、ルートを選べば北に伸ばせそうな感じです。

コンバージェンスのラインそのものだけでなく、地面に映る影や湖の波から盆地内の風の流れをイメージしながら、ルートを選択していきます。山際は海風がストップするので良好なコンバージェンスラインができるのですが、注意深く見てないと、ところどころですでに海の空気が山を乗り越えて盆地内にあふれ出ています。そんな時は盆地にできるCuの位置から空気の先端部の位置を判断します。

盆地の真ん中にできたラインに乗り移って北上したのですが、山のエリアではすでに対流過剰気味で横に拡がり始め、地面が長い時間日が当たってないので、サーマルがあまり活発でなくなっています。

途中でコースを日の当たる側に取り、オマラマの北東にあるTwo Thumbエリアを北上することにしました。Two Thumbの南端にはバークスヒルと言って低い峠があり、そこからじゃんじゃん海風が入ってきます。コンバージェンスラインはTwo Thumbの中間あたりの高いところからまた北に伸びていましたので、途中からそのエリアへ入ると、Cuベースは10,000ftに改善!

でも、オマラマの北120kmほど行くと、そこでラインは途切れ、全体的にコンディションが潰れています。Rangitataの川は幅が広く、海風が深く内陸まで侵入するためです。

そこで折り返して、今度は距離を伸ばすべく、南西にできるだけ伸ばしてみることにしました。

遠くから観察し続けると、コンバージェンスラインは細かく切れている…10-20km…ものの、繋いでいけばどんどん行けそうな状況に見えました。

時間もまだ早かった(16:00)ので、うまくいけばNivasのエリア(オマラマから140km南西)に行けるかな、と期待しながら進みます。
ただ、途中のサーマルで強いところを探しきれず、上がるのに時間を食っているのが悔しかったのですが^^;

進行方向の行く手、オマラマの北西30kmほどのところのCuから早くも雨が落ち始めています。何とか雨のエリアを避け、拡がったラインを辿りながら、高度を下げずに進みます。

Dunstanのエリアには別のコンバージェンスラインができており、上がってみるとここも9-10,000ftの良好なラインとなっています。目指すは、Nivas!

Cromwell(オマラマ南西80km)のところまで来たのですが、時間が17:00を過ぎ、来た時のシャワーエリアが広がってきており、オマラマへの帰り道を完全に塞ぎつつあることから、Nivas息を諦めました…コンディション的には、10,000ftのコンバージェンスが20kmほどの途切れた後、さらに南性に伸びているのが見えました。

今日は、早い時間に南下したパイロットはNivas~Mavora Lake~Milfordに行ったかもしれません。次回のチャンスがやってくることに期待します。

まぁ、total Distanceが500kmを越えたのがせめてもの救いでした^^;

天気図:今日も高気圧カバーのサーマルデー。ウェーブはなかなか顔を見せてくれません^^;
写真上:盆地の真ん中にできたコンバージェンスラインを北上中。左下にPukaki湖
写真下:Two Thumbのコンバージェンスラインを南下中

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オマラマ Day5

 投稿者:日口  投稿日:2018年 1月 1日(月)17時03分39秒
編集済
  まずは、本日のトレースから。
https://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-1334522727

今日は前線も通過して空気も入れ替わったのですが、低層に層雲が入ったため昇温が遅れました。
ウェザーマンのレミーさん曰く、風なし、ウェーブなし(あっても弱い)、典型的なマウンテンサーマル…強いが、小さく、荒れて(ねじれて)いる…とのこと

12:00過ぎからグライダーは続々とラインナップされるも、曳航開始は13:30とずれ込みました^^;

盆地から這い出るのに時間がかかるかなとも思ったのですが、ここは修行ということで敢えて盆地の中で離脱することにしました。

案の定、最初の山のエリアで高度を上げるまで時間がかかったのですが、みんなスタックしていたのでレースの感じで良かったです^^

そして、ほどなく高度を獲得でき、さらに内陸へ。
他の機体よりも早く進出するのは、気持ちのいいものです^^

今日のスクは南西150km、Mavora Lake近くの旋回点に行くコースを計画したのですが、西へ向かっている最中に観察すると、西海岸から湿った空気がすでに侵入してきて、Makarora付近のCuは雲底がぐんと下がっています。
谷渡りを順調にこなし、そのエリアに入ると、リッジとの高度差があまりなく、余裕のない飛行となってしまいました^^;

そんな折、突然の大きく荒れた沈下に捕まってしまい、狭い谷の中に引きずり込まれてしまいました…原因は未だわからず(上層のウェーブが関係していることは間違いないでしょうが、それにしても突然そこだけなんて^^;)
久し振りに狭い谷の中で、上昇の手がかりとなる低いリッジがない状態で瞬時の判断を迫られましたが、リッジにかかるCuとの位置関係から、狙いを定めた斜面に近づくと何とか強いプラスを拾うことができました…このあたりは最近、狙いを外さなくなってきています^^v

何とか高度を上げた後は、ラフエアのリッジで格闘するのも怖いので、南東に伸びるコンバージェンスラインをたどることにしました。

このラインはベースが9,000ft近くあり、快適なグライドに。
速度を控えめにして、コース取りと空気を感じる練習を行いました。
(カーテン雲、ステップ雲も明確でしたが、間にリッジを挟むところではコンバージェンスの表裏が逆になり、ちょっと戸惑いました^^;

海風がKakanuiのリッジを乗り越え始めていたので、ラインの端を試して折り返し、再度Hunterのリッジランに挑戦すべく、元来た道を戻りました。

Hunterのリッジはやはりラフで、上層のウェーブの影響でリッジも効いていなかったので、隣のAhuririの谷へ移ってウェーブを掴まえる練習をしました。

何とか、9,000ftからウェーブインしたのですが、パッチ状で、すぐに引きずり降ろされ、距離を伸ばすことができず時間切れとなってしまいました…。

今年のフライトを占う?年初の飛行でしたが、今年は上層のウェーブにいじめられる年になる?^^;

写真上:選手権並みのラインアップ
写真下:Barrier Rangeから南東方向へ伸びるコンバージェンスライン

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オマラマ Day4

 投稿者:日口  投稿日:2017年12月30日(土)15時06分41秒
編集済
  昨日は14:00まで離陸をずらし、上空のシーラスが抜けるのを待ったけど、一番濃くなったのでキャンセル。

ところがその後、さらに濃くなるはずのシーラスが薄くなり、やがて青空が出てきました。

ほとんどのパイロットは、私を含めて飛ばなかったのですが、数名がフライトし、その中の1名(地元のベテランパイロット)はWakatipu湖(一番遠いところでオマラマの南西約160km)を一周してきました^^;

という反省から、今日は昨日よりも悪くなることはわかっていたのですが、飛びました。

地上天気図は、ウェーブデーを予感させるものでしたが、上空500hpの風が弱い…久しぶりにGavinさんのウェザーブリーフィングでしたが、彼も強いウェーブは期待できないとのこと…。

前線の接近により、今日は終日シーラスカバー、それも夕方にかけてさらに濃くなるとのこと。

何も考えずに(ノータスクで)、13:30に離陸。
これが良くなかった…。

飛び上がって、まずサーマルが弱くて、上がれない。
何とか上がってウェーブポイントに行こうとするも、高度が足りず。
それでも滑空場に戻って上げ直して、トライするもウェーブに入らず…。

気を取り直して、今から離陸と思って…あれっ、そういえば酸素ボンベを開けてないぞ。あれっ、スポットのスイッチを入れてないぞ。あれっ、ビデオの充電コードが違う。あれっ…。

ということで、今日はステイローカル、11,000ft以下での飛行に切り替えました。
着陸の時も、ポカしないように水抜いた、コールした、ギア出した、もう一度FUSTチェック、みたいな感じで、着陸。

何とも言えない気分で自分のキャラバンに戻ると、キャメルバッグのチューブをマイクに固定するバンドをどこかに落としてきたみたい…。
さらには、Gさんはまだ飛んでいるとのことで、今日のご招待はなし(また別の日ということで、奥さんのさんAnnieから伝言)

ということで、これから晩ご飯の支度です。
今日はカレー!^^

https://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-1510862734

今日の天気図と、写真です…Mt.Cookは遠かった^^;
ちなみに、明日は前線通過で、Day offになる予定…今日、明日とSoaring Engineの翻訳に励めということか^^;
 

オマラマ Day3

 投稿者:日口  投稿日:2017年12月29日(金)07時37分12秒
編集済
  今日は、late start(昇温が遅い)でearly finish(弱い気圧の谷の接近によるシーラスカバー)のため、概ね14:00離陸、18:00(どちらもNZ時間…時差は4時間なので、日本時間の10:00-14:00)までのフィニッシュを予定しています…300km△(西~北のエリアを使う予定)

今日もEEを使えることになりました。
Spotのトラックでほぼリアルタイム(5分毎)に位置が確認できます。

EEのスポットトラックはこちらから
http://tracking.gliding.co.nz/track.html?day=2017-12-29&esn=0-2832141&display=display

お楽しみください^^

上空の厚いシーラスが予想よりも早くエリアに入ってきました。
15:00、地上はようやく熱くなってきましたが、本日はNo Flightと決めました。


p.s. 業務連絡です^^ Gさんのサイン本(Soaring Engine vol.2)を頼まれたお二方へ。明日、夕食をご馳走になりにGさんのお宅へお邪魔する予定です。サイン本の件、すでに依頼済み。お二人によろしくとのことでした^^
ちなみに、日本語版は鋭意執筆中…こちらで頑張ってます^^;(2回目の見直しが間もなく終わりますが、その1に比べて難しい表現があり、こちらに滞在中、Gさんにいろいろと確認しなくてはなりません)
今のところ、2月の発刊を予定しています。乞う、ご期待^^v

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オマラマ Day2

 投稿者:日口  投稿日:2017年12月28日(木)14時34分2秒
編集済
  今日のフライト
https://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?dsId=6201842

予想に反して、Cuコンディションとなりました^^
(今日は技術的なことも少し)

オマラマは盆地なので、放射冷却の影響が大きいのですが、前日に内陸の対流活動が活発になると、その上空に行った空気は全て海から吸い込みます。
つまり、夕方~夜のうちに海風が2-3,000ftも盆地に溜まるのです。

そんなこともあり今日はレイトスタートだと踏んだのですが、昼にはどう見てもいい感じになって来たので、今日は12:30には全ての準備を済ませ、13:00に離陸。

昨日と似たようなコンディションが予想されたので、基本南西方向へ伸ばし、近づきながら距離を伸ばすタスクをセット…コンディションとの整合が良く取れたいいタスクでした^^

今日のポイントは何と言っても、山岳コンバージェンス(ピンネシリの頂上にできるCuと同じ理屈です^^)とその結果のCuストリートの位置でした。

リッジの両サイドの温度差によって、リッジ上に強いサーマルが生成されるのですが、結果出来上がった積雲がリッジラインから少し離れた場所に生成されたため、雲を信じた方がいいのかリッジを信じた方がいいのか、判断が分かれました。

前半は雲を信じすぎて、なかなかベースまで上がることができず苦労しましたが、後半はだましの構造がわかって来たので、雲は半分信じず、リッジラインを辿るとそれなりにうまくいきました。

もう一つのポイントが、サーマルキャッチング。
なかなかうまくつかめませんでした…NZ選手権で毎回トップを取るボーガンさんに後から聞き出すと、やはり難しかったとのこと。

しかし、自分のセンタリングパターンを冷静に観察してみると、タイミングやバンクの入れ方が乗るグライダーや水バラストの漁に関わらず、ほぼ一定であることがわかりました。

このことがわかってから、いろいろと工夫してみると、サーマルへの入り方のタイミングは問題ないものの、バンクの入れ方が重いグライダーに対して軽い時と同じようにやっている、すなわち水をたくさん積んだ重いグライダーの時には旋回半径がどうしても大きくなって、いいプラスのところで上がれないことがわかりました^^;

また、今日はコンディションが良かったのでコース取りをアグレッシブに取ったところが裏目に出て…確率の低いダイレクトコースを選択…もう一つしくじったらアウトランディングの憂き目にあっていたかもしれなかったところや、新しいエリアを探索しよとするとチキンハートになってしまうところなど、課題もたくさん出てきました^^;

着陸後にいろんな人から話を聴くと、同じように弱気が顔を出し始めると「keep going, keep going」と自分に鞭打っていることがわかりました。
aggressiveに対するmind controlの難しさを一つ学びました。

次に同じコンディションが来れば、Mavora LakeやTe Anau、Milford Soundに行けるでしょう^^(わかる人にはわかる地名^^)
ちなみに、Gavinさんは今日、Cromwell周りでMavora Lake、Milford Soundへ行ってきたとのこと…やられた~^^;

日々是修行、です^^;
(後から修正したところは赤字にしました)

昨日と似たような天気図。ただし、Cuができて、昨日よりサーマルはまとまっていた(それでも、掴まえにくかったが^^;)
写真上:Mt.Earnslaw。オマラマから140km、Milford Soundまであと30kmほど。
写真下:翼端の先遠くに見えるのがTe Anau湖(オマラマから190km)…遠い

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オマラマ Day1

 投稿者:日口  投稿日:2017年12月27日(水)14時54分47秒
編集済
  詳しい話はまた後ほど…晩ご飯の支度です^^;
https://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-1771547379

今日は、午前中にBFR(日本の特操審)があったので、離陸が13:30を過ぎてしまいました…。(午前中の時点で既に4kt、7,000ftまで上がりました^^)

実は、先月の事故の影響で借りる予定った機体がなくなってしまい、今回は使える機体を使うという感じになってます^^;…今日はたまたまDiscus CS(EE)が空きましたが、明日からどうなるか??

高気圧の張り出し前面ですが、地上南東風8海風)、上空は南風というちょっと使いづらい風になりました…南向きのリッジが少ない…が、実際は風が弱く(10kt以下)、サーマルが山本来のサーマルになって、ラフでよく動くのでとても掴まえづらかったです^^;

コンディション的にはブルーハイ…8,500ft、南西の遠くは10,000ftまで上がったようでした…だったので、谷渡りはそれほど難儀はしませんでした…初日向き^^

知っている範囲内でタスクをつくり、そこを回ってきましたが、途中雲に誘われてオフコースしたり、そこは初日らしくフリーな行動でした^^

15:00を過ぎて陽が傾き始めると、西面のリッジがよく働き…thermo-dynamic thermal(滑翔風)…、ハンターリッジやベンオハウリッジではリッジランするだけでグライドを伸ばすことができました。ただ、サーマルがあまりにもラフだった…水も100L積んでいたのですが…ので、リッジとはそれなりに距離を取って飛行することを心掛けました。

今年はサーマルデーが多いとのこと、新しいエリアの開拓も楽しみの一つです^^

今日の天気図
写真上:メインディバイド(脊梁山脈)にできた大きな湖
写真下:ベンオハウリッジからMt.Cookを望む
 

官・民操縦士と管制員等との会同@札幌飛行場

 投稿者:事務局  投稿日:2017年12月27日(水)13時57分1秒
  札幌飛行場(丘珠)を管理する陸上自衛隊より表題の案内が来ました。
札幌飛行場およびその周辺を飛行する自衛隊、使用事業会社、飛行クラブ等々のメンバーが集い、情報交換をする場です(毎年開催)。

当日は陸上自衛隊北部方面管制隊より、管制業務や気象、安全に関する事項等の説明があるほか、希望者は管制施設(札幌タワーと札幌レーダー?)の見学ができます。(懇親会もあり)

日時:平成30年3月7日(水)
場所:陸上自衛隊丘珠駐屯地
時程:14:30~15:20 管制施設見学(希望者のみ)
   15:30~17:00 会同
   17:30~19:00 懇親会(会費3,000円)

参加希望の方は1月26日(金)までに事務局までご連絡下さい。
(駐屯地内に入るため、勤務先とその住所、車で入る方は車番も事前登録が必要です)

最近は札幌レーダーにコンタクトする機会も増えていますし、周辺エリアを飛ぶ他の航空関係者と親交を深める良いチャンスだと思います。事務局からも誰か1人は参加する予定です(未定)。
 

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