teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

【重要】teacup. byGMOのサービス終了について
 <思いやりのあるコミュニティ宣言>
 teacup.掲示板は、皆様の権利を守りながら、思いやり、温かみのあるコミュニティづくりを応援します。
 いつもご協力いただきありがとうございます。

 投稿者
  題名
  内容 入力補助画像・ファイル<IMG> youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ]


WGC2017レポート②

 投稿者:清水 拡智  投稿日:2017年 1月17日(火)21時06分55秒
  本日は選手権競技日7日目、15mクラスはDay4、16mとオープンはDay5が成立しました。これでミニマム競技日の4日をクリアーして選手権として成立が確定しました。

本日は気圧の谷が接近しつつあるプレフロントコンディション。このパターンは乾いた内陸からの風になり、熱射型のコンディションが期待できます。

朝方南西から接近しつつあったシーラスカバーもほどなく解消し、地上もどんどんと昇温。予想最高気温は41℃の10,000ftブルーコンディションの予報。
本日も予定通り12:30の曳航開始となりました。

タスクは
15mが西から西北西方向の480kmレーシングタスク
18mが北方向の449km/867km AATタスク
オープンが北方向の750kmのロングレーシングタスク
となりました。

タスク設定もよかったのでしょう、各クラス接戦となりましたが、15mクラスは暫定ですが市川展さんが僅差で本日2位。総合トップに躍り出ています!
(総合1だったSebastian Kawaは本日振るわず順位を下げました。)

明日は気圧の谷に入るようです。Max29℃で曇ベースの予報が出ています・・・

写真上&中:クラブハウス設置のディスプレイ(写真は昨日のです)
      リアルタイムで各機の様子が映し出され、関係者が見入っています。
写真下:フィニッシュし、次々と降りてくる競技機
 
 

Benallaにつきました

 投稿者:清水 拡智  投稿日:2017年 1月16日(月)20時59分50秒
  昨日、ベナラに到着しました!

ベナラでは現在FAI世界選手権の15mクラス、18mクラス、オープンクラスが開催されています。
今回はオペレーションの視察ということで、運営チームに入れてもらっています。

すでに選手権は後半ですが、前半はそこそこ渋かった様子。本日は(今大会初めての?)時間どおりの曳航開始(1230)でした。

参加総数110機を曳航機13機を使い80分で発航完了。
15mクラスのDailyはSebastian Kawaと接戦の末、市川展さんでした!
大会のホームページはこちら↓
http://www.wgc2017.com/

(現在23時、OutLandingが数機出ていてリトリブチームが今戻ってきました。)

一週間ベナラ滞在の後、後半はTocumwalで自主トレを行う予定です。
ネット環境が悪いのですが、なるべくアップしていきますね。

写真上:グリッドの様子
写真中:マーシャリングチーム
写真下:曳航機。ほぼすべてパイパーポーニー。変なのもいますが一緒になって曳航しています。


写真

 

本日のレースはキャンセルとなりました

 投稿者:日口  投稿日:2017年 1月14日(土)09時45分51秒
編集済
  朝から降り続いていた雨が先ほどようやく止みました…。

朝のブリーフィングで「Today the weather is Flyable, but not Taskable」というコンテストディレクターの宣言がなされ、この時点をもって今年のNZ Nationalは終了と相成りました。

午後7時から選手権の公式行事である表彰式とディナーが近くのホテルで開かれます。

午前中はバリオやフライトコンピュータなどを製造しているLX Navigationの新機種Zeusの紹介があったほか、今後の選手権の進め方をディスカッションするパイロットミーティングが行われました。

午後は「Soaring Engine」の著者であるG DaleとVol.2の翻訳に関する打ち合わせを行います。
こちらの方は4月発刊を目指して、精力的に翻訳作業を行う予定です。

最後まで天気に泣かされた選手権でしたが、自分なりには必須目標であった全タスクをコンプリートでき、トップパイロットの後ろ姿がすぐそこに見えた手応えのあった選手権でした…「もっとうまくなりたい」気持ちは尽きませんね^^;

一応、今日で選手権レポートは終了です。
ご声援いただいた皆さんに心よりお礼申し上げます。

そして今日から清水君がオーストラリアに向けて移動を開始します。
今度は彼の世界選手権レポートとトカムウォールでの修行レポートを引き続きお楽しみください♪^^




 

DAY6

 投稿者:日口  投稿日:2017年 1月13日(金)15時08分4秒
編集済
  今日も無事に戻ってきました^^
http://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-1771524798

今日は現時点で4位。
上位二人を抜くことはできず、さらに引き離されました^^;

何とか800点は確保できそうか?!^^;
http://www.glidingcomps.42.net.nz/nat2017/overall_results.php?class=racing

今日のタスクは、明らかにリッジランをメインに想定したコース取りがされていました。
335km/411kmのAATタスクですが、例によって旋回点エリアのサークルは5kmしかないので、ほぼレーシングタスクです。

東の低いリッジランはこれまで経験ないので、興味半分、今日は戻れないかなというドキドキ半分でした^^;

今日もリスタートとなりましたが、スタート自体はうまくいき、すぐに強いサーマルを掴まえ9,300ft(雲底)まで上がることができました^^
今日の第一旋回点(Thomsons Truck)エリアの空域の上限は9,500ftなので、上々です。
そしてすぐにCuストリートが上層のウェーブに影響を受けていることに気付きました。

雲の風上側をなぞるとエネルギーを感じます。
旋回点へのコース取りを考えつつ、グライドを伸ばすことができました。(順調、順調^^)
その間に第二レッグの雲の様子を観察します。
雲は第一旋回点のさらに先(風上)から第二旋回点方向に伸びているものの、1/3くらいのところからブルーになっています。
一報、今来た道はさらに第二旋回点方向へとストリートを伸ばし始めています…そう、セントラルコンバージェンスを形成し始めているのです。

遠回りになるものの、明らかにエナジーラインはこちらの方がいいと思い、第一旋回点をクリアした後は元来た道を戻る方へとコース取りをしました。(他のパイロットの多くはダイレクトコースを選択したようで、結果私のとった行動は裏目に出ました^^;)

第二レッグは、第二旋回点(Dingle)までの残り1/4ほどのところがブルーとなり、ここから向い風のコースとなってしまいました。
リッジに乗り移るにも風下からのアプローチになってしまい、沈下が大きく、高度がどんどん下がってしまいます。(おまけに、上層のウェーブの影響が色濃く出てタービュラントになっています^^;)

第二旋回点をクリアするために手前のリッジを二つ飛び越えなければならず、一つ越えるごとに高度が下がり、谷の中に吸い込まれようとします。
リッジ沿いに迂回する形で強いサーマルを拾いながら、最後は低いリッジのコルを辛うじて抜け、第二旋回点へと向かいます。

高度は低くなったものの、リッジの表側なのでほどなく良好なプラスを掴まえ、第二旋回点をクリア、第三旋回点(Mt.Ida)に向かいます。ここからは如何にリッジをうまく渡り歩くかの知恵?が試されます。

私もどのリッジをうまく使おうか思案していたのですが、途中のCuストリートも捨てがたく魅力的で、つい回ってしまいます^^;
エナジーラインを使い、リッジをショートカットして先に進みます。
この頃、数分遅れでスタートを切ったTD(LS8)…現在総合2位のTonyさん…に追いつかれます。

第三旋回点をクリアした後、元のリッジを辿り、第四レッグにどうやって乗り移るか考えます。(第四レッグは今いるリッジの風下なので、高度を獲得しないといけない)

リッジに交差する形でCuストリートが横切っているところがあり、そこが上層のウェーブの影響を受けているところと狙いを定め、いいプラスで高度を稼ぎリッジをクロスして渡り込みに成功しました。(9,000ft)

さぁ、ここからいよいよ低いリッジランです^^;
西風、西向き斜面、西日というコンディションなので、リッジが働いてないわけはないのですが、高い高度からどんどん下げていくのは抵抗感が大です^^;
途中のサーマル(ローターサーマル)も頻度よくヒットし、つい回ってしまいます。
おまけに、ローターストリートのエナジーラインを見つけてしまったので、結局第四旋回点(Mt.Hayes)まではリッジを使わずに進めてしまいました。

オマラマへの帰路、さすがに高度が下がっていよいよリッジランとなりました。
リッジは南北の列が数列あり、西のリッジへと乗り移りながら南下する形となります。
リッジの高低差やひだ…風の集まるところ…を使っていいプラスを探し、高度が取れたら風上のリッジに飛び移るという作戦に出ました。

低いリッジから強いサーマルが頻度よく発射されており、このレッグは思ったより難なく進み、8,500ftからファイナルグライドに入れました。

他のパイロットはやはり極力高度を上げないで、ひたすらリッジランしていたようです。
(さらに、Open Classの機体(含む、18m)はリッジを使わずまっすぐオマラマに向かっていました)
第二レッグでの失敗と第五レッグでの飛び方の差で平均速度がぐっと下がり、100km/hを下回ってしまいました^^;

本日4位、一応今のところ800点です。

写真上:オマラマのすぐ日脚にあるBenmore湖。NZの全電力を賄っている水力発電所が真下に見えます
写真中:内陸の高いCuストリートと、山の向こうの海側の低いCu
写真下:シーブリーズが低いリッジに迫っています。でも今ならリッジは働いています。この雲がリッジを乗り越え始めたらアウト^^;
 

新蔵書(ご寄贈)

 投稿者:事務局  投稿日:2017年 1月13日(金)11時26分36秒
  会員のS戸(A8)さんから本の寄贈をいただきました。(新刊です!)ありがとうございます!

ダウンバースト 小林文明 著 成山堂書店

ダウンバーストはもちろんの事、ガストフロントの構造や積乱雲のマルチセル構造(自己増殖)等々、積乱雲がもたらす激烈な気象現象がかわいいイラスト入りで分かりやすくまとめられています。

ソアリングの教科書にも出てくるシステムですが、逃げる判断もしないといけないのソアリングパイロットの宿命・・・図書コーナーに納めさせていただきますので、皆さんぜひご一読ください!
 

DAY5の結果とDAY6の行方

 投稿者:日口  投稿日:2017年 1月12日(木)07時46分42秒
編集済
  DAY5は結局、スタートできなかったグループ、O/Lしたグループ、ウェーブをうまく使えなかったグループなど乱戦状態となりました^^;

http://www.glidingcomps.42.net.nz/nat2017/overall_results.php?class=racing

結果、NZ選手権で初めてDAY WINNERとなり、ワインとDay Winner's Cupをいただきました!^^
(Day Factorにより1000点はもらえませんでしたが…それだけトリッキーな日だったということを表しています)
総合でも3位に上がってきました^^

今日(DAY6)のタスクはさらにひねって、ウェーブを使いにくくするよう、東のリッジ沿いに旋回点を配置した上、AATながら旋回点のサークルも小さく(5km)してレーシングタスク(旋回点フィックス)に近い形にしています。(タスクセッターとしてはそれだけ確信があるということ)
Gavinさんもよく考えます^^;

まずは、タスクコンプリートを淡々とこなします^^

今、グリッドから戻ってきました。
今日のタスクはキャンセルとなりました。

予報では西の脊梁山脈でブロックされるはずだった雨(スノーシャワー)が西から急速に接近してきています…第一旋回点はこのスノーシャワーの向こう側、80km先です^^;
下の2枚の写真をよく見比べてみて下さい(1時間弱でこの状態です)。

写真上:Day Winnerの賞品(地元のワインとWinner's Cup、参加者企業の粉末スポーツドリンク)とDAY5のタスクシート
写真中・下:とても夏とは思えない今年のオマラマ^^; 朝から風も30kt以上吹いています…これでどうやって360kmもあるタスクを飛べばいいんだろうと正直思ってました^^;



niyori

 

DAY5

 投稿者:日口  投稿日:2017年 1月11日(水)16時38分31秒
編集済
  今日も戻ってきました^^v
http://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-1947108906

朝のうちは上層に雲が入っていましたが、スタート時には雲は完全に取れ、良好な積雲が山の上にかかっている状態となりました。
本日のタスクはA・Bの二つのタスクが示されていたのですが、グリッドでBタスクになることが決まりました。(グリッドで事が決まると、何かと準備が慌ただしくなるのですが、これも仕方ありません^^;)

本日のタスクは、5旋回点エリアをクリアする379km/599kmのAATタスクです。

強い日射にもかかわらず、スタート地点のサーマルの状況は芳しくなく、ほとんどの機体は高度が取れません…上層のウェーブの影響と思われました。

私も他機を見ながら少しずつ高度を稼いでいったのですが、途中で北西方向から積雲の列が流れてきてその下へ潜りこんでスタート高度の7,000ftを得ることができました。この積雲はスタートエリア(半径5km)を越えていたので、他の機体は躊躇したようです。(第一旋回点は南西方向)

この積雲列はウェーブのローターエリアにつながっているようだったので、スタートエリアへ急いで戻り、まだ低い他機を尻目にアーリースタートをかけました。

ところが、この雲の下も思ったほどでなく、ウェーブまで吸い上げてくれません…。
結局スタート地点に戻って、リスタートのタイミングを計ります。

ところがところが、今度は本当に上がれなくなってしまいました^^;

第一旋回点方向の15kmほどのところには良好なローターCuが発達し始めています。
矢も楯もたまらず、スタート上限高度の7,000ftより1,000ftも低い高度でスタートを切りました。

ローターCuの下は思った通り強いプラスで、すぐに雲底まで上がったのですが、今度はウェーブインできません…。

次々とできるローターCuの風上へ、風上へと伸ばしているうちに、そのまま本当に風上側に出てしまいました^^;

しょうがないので、そのまま次のウェーブエリアへ向かいます。
西北西の風に対し、先ほどのトリガーとなる山並みとほぼ90°向きが異なるのですが、低い(9,000ft)割にはウェーブエリアにうまく入れたようです。
このエリアは13,500ft以上を飛行する場合、CHC CTRLとコンタクトし、クリアランスをもらわないといけない空域です。

トランスポンダーのスイッチを入れ、上昇帯で順調に上がり始めた時、ふと見るとトランスポンダーの表示が消えています。
??と思って、スイッチを何度かいじってみたのですが、どうやら突然の故障のようです^^;
低い高度でウェーブラインを辿らなければならなくなってしまいました…。

ウェーブはトリガーとなる山並みに対し、エシュロンとなっています。(今日はローター雲が見えているので、何が起こっているのかよくわかります^^)
エシュロンのでっぱりのところのプラスが強いところで高度を稼ぎ、沈下を耐え忍びます。

何とかウェーブから転げ落ちずに第一旋回点エリアに到達しました^^
でもここからウェーブの第二波に飛び移らなければなりません。そしてそれは第一波に戻ってこなければならないことを意味します…高度ロスがとても大きい。
そこで、最大高度13,500ftまで上昇し、風下へと飛び移ります。

幸い、第二旋回点エリアは第二波とほぼ一致していたのでそこで再度高度を上げ、風上の第一波へと戻ります。思った通り、高度はどんどん下がり、10,000ftを切りました…通常のローター高度…が、何とかリフト帯(ローターライン)へと戻ることができ、元来たウェーブラインを辿り始めました。

ところが、このウェーブラインが来た時と違っており、高度が徐々に下がり始め、とうとうウェーブから落っこちてしまいました。それでも、ローターラインはそこそこ働いていたので、ごまかし誤魔化し西向きのリッジへと寄せ、何とか初めのウェーブエリア(Omarama Suddle)へと戻ってくることができました。

さぁ、ここから再度ウェーブに上がり直さなくてはなりません。
往きに通った時よりも下層の対流は元気になり、積雲はもりもりとしてきています。
ウェーブの下限高度が上がってなければよいのですが^^;

これまでの道中も何度も上げ直しているので、結構時間がかかっています。
ウェーブに乗れなければタスクコンプリートもスピードアップもあり得ないので、ここは頑張りどころです。

そして、何とかウェーブに乗せることができました^^

積雲の横目に見る頃には強いプラスとなり、どんどん上がって行きます。
今日は強気でスピードアップ、高度を上げる時間も惜しくVAでどんどん前に進みます。
幸い、ウェーブラインが目に見えるので今日は大きな沈下にはまらずに進めます。

Ohauのウェーブは雲が多く、ライン取りできるか?だったので、Ben Ohauのウェーブを使いました。最初は弱かったプラスも直線でどんどん上がって行き、高度も十分雲の上を飛べるようになりました。

Glentannerから北は完全にオントップです。
積雲の上面の盛り上がりを参考にライン取りをします。
昨日の反省を生かし、Mt.Cookから先は北西に曲がった山並みに沿う形でさらに北上し、ポイントと高度を稼ぎます。
19,000ftまで上げた後、風下へダイブ!

あとは高度とローターパフを頼りにコース取りをし、一度も回らずに約150kmをファイナルグライドしました^^;

今日はスタートを切れない機体が数多くいたので、それらは全てレイトスタートとなったようです。北へ向かう飛行中にスタートの無線が入っていました…私がご飯を食べ終わった20:00時点でまだ多くの機体が飛んでいるようです。(あるいは、O/Lしてるか^^;)

ということで、今日の成績は明日にならないと集計されないようです^^;

写真上:スタート前の一コマ。今日は発航が3番目でした^^
写真中:Pukaki湖とBen Ohau Waveのローター雲
写真下:今日もMt.Cookは雲の中でした…初日以来もう何度も訪れているのに、顔を見せてくれません^^;

 

DAY4

 投稿者:日口  投稿日:2017年 1月10日(火)16時41分8秒
編集済
  今日は高気圧の圏内に入って来てブルーながらサーマルコンディション!、かと思いきや、通過した低気圧の影響による東風(海風)とオーストラリア方面から延びる前線に伴うシーラスが入り、リブリーフィング+発航待ちの状態となりました。

おまけに、離陸直前に風が西風に変わり、R/Wチェンジを余儀なくされ、離陸は15:00。スタートを切れたのは15:30。

第一旋回点に向かう途中でローターサーマルを感じ、ウェーブに乗り移れることを確かめていたので、第一旋回点エリアをクリア後はまっしぐらに元のウェーブのあった場所へ。
他の機体はリッジ沿いに北上していったので、これでぶっちぎれるかなと思ったのが、甘かったです^^;

元の場所へ戻ってみると、日射が弱まってきたせいでローターサーマルが強くありません。
それでも我慢して高度を上げるとウェーブインできたのですが、これも弱い…。
おまけに高度が低いのでウェーブが不安定で、すぐにずり落ちてしまいます。

それでも今日の第二旋回点エリアは(僕にとっては)ウェーブを使わないと難しい感じなので、我慢して高度を上げることに専念しました。(この一連の行動で平均速度がぐっと落ちてしまいました^^;)

何とかウェーブをつないで北上し、Glentannnerという飛行場の上で8-10ktのウェーブを掴んでそのまま16,000ftまで上昇、高度にものを言わせて風下の第二旋回点エリアをタッチして、そのままワングライドで一気にフィニッシュしました…今日は大きな沈下につかまらずに済みました。

http://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=-2022726207

後からトレースを見直すと、こんなことしなくてもウェーブラインに沿って北上すればもっと遠い旋回点エリアに楽にタッチできたのに^^;
先日の反省から、飛ぶ前に地図を眺め俯瞰を頭に入れて飛ぶようにしたのに、まだ整理して頭に収めてないんでしょうね。

結果は、短い距離を時間をかけて飛行したことになり、500点台となってしまいました…ウェーブに苦手意識が芽生え始めてきました^^;

総合順位も一つ落ちて、現在4位。
http://www.glidingcomps.42.net.nz/nat2017/overall_results.php?class=racing
3位から5位がもつれています。

でも、何とか毎日タスクは飛びきっているので、次は7~800点台を平均して叩き出せるよう作戦を練ってフライトに挑みたいと思います^^

p.s. ごめんなさい、今日は写真がありません^^;
 

本日のレースはキャンセルとなりました^^;

 投稿者:日口  投稿日:2017年 1月 9日(月)08時28分12秒
編集済
  リブリーフィングが12:00に延期され全ての準備を進めていたのですが、天候は急速に悪化、レースはキャンセルとなりました。

昨日のウェーブについて大きな地図を前に10人ほどがGavinさんの解説に聞き入っていたのですが、下層の西風ウェーブに上層の南西ウェーブが乗り上げていたとのこと。おまけに上層は15,000ft以上で60kt、12,000ft以上でも50kt以上吹いていたので、難しいウェーブだったことは間違いないようです…この部分の私のトレースを見ると、見苦しいほどに右往左往して高度を必要以上のロスし、基本的な行動方針を全く見失っていたことが手に取るようにわかります^^;

ということで、本日の新しいタスクは15:00~ Gavinさん宅でアフタヌーンティーを飲みながら今年の講習会(TGCM2017)の作戦会議と、Justinさん宅で今回知り合いになったルーマニアのパイロットNobertのさよならディナーに変更となりました^^


 

DAY3

 投稿者:日口  投稿日:2017年 1月 8日(日)06時17分2秒
編集済
  リ・ブリーフィングが12:30と決まりました。
それまでの間、機体を準備し、グリッドします。
明日の天気がまた良くないので、今日は飛ぶでしょう。
今朝の最低気温は7℃…体調管理が大変です^^;

帰ってきました^^
今日のトレースはこんな感じです。
http://www.onlinecontest.org/olc-2.0/gliding/flightinfo.html?flightId=2098523548

今日のタスクは244km/700kmのAAT。
旋回点が6つもあり、天気の悪い時のあっち行ってこっち行ってパターンでした。

例によってスタート前にウェーブの様子を試したのですがあまり良くなく、第一旋回点へは下を行くつもりでいました。

途中で運よく良好なローターサーマルをヒット!、ウェーブインします。

そこそこの高度は取れたのですが、第一旋回点付近の空域は上限が9,500ftだったため、こちら側の高い空域(17,500ft)の際を通過して第二旋回点の空域へと移動することを考えました。(これは作戦のうち)

ところが、飛行している途中で第二旋回点エリアのウェーブの雲量がどんどん増え始め、とても第二旋回点に近づけません。エアブレーキを開いて高度を下げて下をくぐっていくことにしましたが、上層のウェーブはちゃんと働いているので雲に巻かれ始めます…。

早々にエリアを抜け出してきたのですが、オマラマエリアに戻ってくる頃には高度を大幅に下げてしまい、再度ウェーブインを試みる羽目に。

景気のいい無線を尻目になかなか上がれずやきもきしましたが、気持ちを落ち着け位置を少しずつ変えながらようやく何とかウェーブに入り直しました。(後から考えると、この辺りまではそれでもまだ順調な方でした^^;)

定番コースをなぞってMt.Cookエリアへ。
ここは旋回点サークルの一番北まで伸ばし、距離を稼ぎます。
高度も十分あったので、折り返してほどなく第4旋回点エリアへ。

一つ風下のウェーブには簡単に乗れ、再度高度を稼ぎなおすことができたのですが、二つ目から今日の一番の苦労が始まります。

今日のウェーブは下層は南西のウェーブ、上層は北西のウェーブ。地上風は西~北西という複雑な風系でした。ウェーブのラインを辿り始めるのですが、すぐに外してしまい、全く上昇帯に戻れなくなってしまいました^^;

上層は50kt程度の強い風が吹いており、全く前(風上)に進みません。
上層のウェーブ雲を見ながらウェーブのラインを見極めようとしたのですが、恐らくエシュロンがかっていたのか、まっすぐ飛んでもプラスが続きません…。(私の飛んでいるラインはブルーでした…こういうラインを選んだのがまず大きな作戦ミス)

見る見る高度が下がってしまい、ウェーブからずり落ちてしまいました。
しかも降りる場所の少ないエリアで^^;
ちょうど、以前のJustinさんの牧場の上だったので、すぐにエアストリップを確認し、ダメだったらあそこに降りようと決めて飛んでいました。

そうこうしているうちに、ローターエリアにヒットし、探っているうちに再度ウェーブに入ることができました^^
と、喜んでいるのも束の間、動き出した途端にまたウェーブからずり落ちてしまいます。
90-100kt近くで飛行しているのに、地面はほとんど動いてくれません。
O/Lフィールドを押さえつつ、少しずつ這うように前進していきました。

それでも、高度が下がると少し風が弱くなり(それでも30kt以上)、前へグライドが伸びるようになり、かろうじてBenmoreの山並みに滑り込むことができました。
(旋回点に直接向かっていたら、今頃O/Lしていたでしょう^^;)

ここはリッジもサーマルもよく働いているので、再度ウェーブに入れれば何とかタスクを飛びきることができそうです…今回の選手権の必須目標は全日タスクコンプリート!^^

今からスタートと自分に言い聞かせて、集中し直します。
14:15にスタートして、既に18:00を過ぎています。まだ300kmほどしか飛んでいません…。
どう考えてもビリッケツなのですが、余計なことは考えずタスクを回りきることだけを考え、あと二つの旋回点を如何に飛びきるかの作戦を練ります。

ウェーブでできるだけ高度を稼ぎ、風下の旋回点サークルへはタッチしてすぐ戻ってくる、そのままウェーブラインに戻り、そのラインを辿って高度を落とさずに風上の旋回点サークルの一番奥まで行ってそのままファイナルグライドに入れるということを考えました。

そして、ほどなくウェーブインすることができ、19:00過ぎに何とかフィニッシュした次第です。(ただし、ファイナルグライドはローターラインを辿ったため、大荒れでした^^;)

DAY2に引き続き、ブルーのウェーブラインを辿れない点をしっかり分析する必要があるようです。
でも、まずは帰って来れて(タスクコンプリートできて)良かった~^^

写真上:出発前の空
写真中:フェーンギャップを頼りに一路ウェーブラインを北へ
写真下:雲に隠れたMt.Cookとタスマン氷河。上空にはNorwest Arch
 

レンタル掲示板
/247