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昨日は理事会・総会も終了し、会長・高田さんを囲んで打ち上げとなりました^^
しばらくぶりのおいしいお酒に、つい飲み過ぎてしまいました…。
久し振りのオフなので、今朝は朝寝(二日酔い?!)。
天気も気になってはいたのですが、高層に薄いシーラスが入っていたので天気図も見ず家でゴロゴロ。
昼になってふと空を見上げると、山の上にはとても高い積雲がストリーティング! 今からでも2~3時間は飛べるだろうと、山菜採りからフライトに変更^^
33を準備するが、バッテリー上がりでエンジンがかからない…ブースターケーブルで何とかエンジン始動…これで今日はリスタートなしのクロスカントリーに。
GPSも配線が切れていて動かない…。
13:00離陸。
砂川のすぐ東からストリートは真っ直ぐに狩勝峠の北に向かって伸びている。高い!
4,000ftでエンジンを格納して4m/sで上昇するが、積雲のベースはぜんぜん近づいてこない。結局、2つほど雲を乗り継いで、ベースにたどり着く…9,200ft。
そのまま、写真のようなストリートをかっ飛ぶ。上空は西北西の風20ktくらいか?
十勝・大雪には積雲が密集しているが、さらに北の方が芳しくない…山の西と北はブルー、東は高層雲が広がっている。南は日高より南のエリアにストリートが何本も走っている。途中にパフラインがほぼ10kmおきに何本か走っているが、約30-40kmほどは離れているだろうか。
が、ストリートは千歳の東から端を発し、帯広平野に深く伸びていっている。
13:45、落合の北から南下を試みるべく、雲と地形を勘案し、南西進する形で占冠に向かう。(まっすぐ最短コースで南に向かいたかったが、上空にシーラスがかかっていて部分的に対流が弱まっているように思えたのと、雲のピッチが長過ぎたので)
Cuパフは生息時間が短く、その下に辿り着いても高度を稼げない。パフラインの風上に伸ばして、ブルーエリアで弱いプラスを掴み高度を少し稼いでは、日高の上空に東西に伸びるストリートに潜り込む。14:00。
ストリートの下もプラスはピンポイントで、強いプラス(4-5m/s)のところ以外は高度が下がっていく。7,000-9,000ftで日高山脈に向かう。主稜線の手前で5m/sで高度を上げることができた。ベース高度は10,000ftを超える。これだけの高度から日高山脈を見下ろすのは初めて^^(この頃、フラップを持つ手が冷たいことに気づく。考えてみれば、外気温は-10℃くらいになっていてもおかしくない…実際は-7℃@9:00札幌)
14:30、いつもどおり海の空気により一段ベースの低くなるポロシリ岳を越えたところでUターン。強い向かい風の中を帰らなければいけないことが気になっていた。
案の定、上空の風が強く、進まない…。
ストリートの下をごまかしながら前進、さらに北上すべく十勝岳へのルートを探る。(旭岳に行きたかった)
日高から前富良野岳の間は雲はなくなった。西から乾いた空気がやってきていて滝川への帰投方向も雲は完全に消えた。でも、空気の基本的な状態は変わっていない、ブルーサーマルは頻繁に発射されるはずだと思い、地面読み(日射…西斜面、風…西~西北西、トリガー…風を受ける面)に切り替える。
占冠まで戻った後、南富良野の台地を辿ろうとブルーエリアをしばらく北上するが、芦別岳~夕張岳の山の風下であること、ウェーブの下降帯(山のダウンウォッシュの影響)がどこにあるか読みづらいことなどを考慮し、ここはやはりセオリーに立ち返ろうと思い止まり、稜線の西側に出るべくもと来た道を南へ戻り夕張岳を南側から回りこむ。
高度はどんどん下がって6,000ftを何度か切り始めるが、夕張岳の西側に回りこむと強く長い沈下も収まり始め、ところどころで2-3m/sをゲット。対流が生きていることを確信できたので一安心。でも、この頃には時間も経ち過ぎていたので十勝岳に寄り道するのを諦め、滝川へのファイナルグライドに必要な高度を見積もり始めていた。
芦別岳から滝川まで約45km。強い西風を考えると8,000ft近くは欲しいところ…と思っていたら芦別岳の西で3m/sをゲット。そのまま芦別岳上空まで流されて思い通りの8,000ft
まで上昇する。
あとは高度を落とさないように帰るだけ。来た時に見た雲のラインを思い出し、そのラインを辿るようにブルーエリアを西進する。
下の地形に呼応するようにプラスに頻繁に当たる。風もこの高度では思ったほど吹いていない。
結果、1,500ftほど余して到着。(上空通過2,500ft)
16:00着陸。
3時間のフライトで、c.a.260km。
いい練習になりました^^
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