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Justinとのフライトご報告

 投稿者:スプリンガー リック信幸  投稿日:2022年 1月15日(土)20時00分3秒
  皆さん、こんばんは。

今晩まで10秒足らずも休む暇もなくただ黙々と作業やインストラクターそしてJustinとのフライトを行いました。ご報告が遅れましたがJustinとのフライトを今日はご報告します。フライトのタスクはMt.Ida, Mt.Brewster, Mt.Earnslaw, Mavora, Omaramaの530㎞タスクを設定の上飛行しました。ウォーターバラスト140Lを積み、2000ftで離脱、8000ftまで上昇したのちI haveでMt.Idaへ90Knotで南進、2組のパラグライダーと遭遇したのち無風の状態でHawkdun Rangeを90Knotでサーマルリッジ??ソアリングで高度とエネルギーを保ったままOmaramaへ戻り再び8000ftまで上昇。Lindus, Dingle, Hunter経由で1度も旋回しないままドルフィンフライトでMt.Brewster到達、その後Makaroraの中心からやや東に位置するコンバージェンスを使いRabit Passまで飛行、8200ftまで上昇した後そのままMt.Aspiring, Matukituki ValleyのコンバージェンスでCascade Saddleを5500ftで通過、その後15Knot Averageの上昇気流で雲底9200ftまで上昇しそのままMt.Earnslawの西斜面を7800ftで通過しました。その後Kingstonエリアへ突入、Lake Gunn、ここから私が初めての冒険エリアです。すぐさまJustinがI have、私はJustinにふとこうつぶやきました。”Justin...What is our landout option if we get low in this aera?”そしてJustinは”Oh, Dear Boy, who knows...maybe crash in one of the lakes I suppose."と何事もなかったかのような回答をいただきました。納得する余裕もなく次の、また次のコンバージェンスと勢いをとどまらせることなく100knotで全力疾走をしました。Mavoraへ到着し、Omaramaへ引き返そうとしたとき、うすうすと確認していたMavoraからOmaramaまでの直線150kmの間に雲一つないいかにも海風による死んだ空に見えましたがJustinはQweenstownの空域をトランスポンダーをONにして突っ切り、Remarkablesで8200ftまで上昇したのち、何もない絶対帰れなそうな真っ青な空めがけて一直線に飛行、もちろん地上から300ftの高さまで高度を下げ直進したのち理解不能の技でコンバージェンスを見つけ出し、6000ftまで上昇、そしてそのままOmaramaまでファイナルグライドとなりました。

学んだことは山ほどありましたが、フライト後Justinの家のディナーで元の平凡なおじいさんに戻る姿を見ていて、操縦技術や経験を見かけで判断してはいけないということを思い知らされました。1つ付け加えるとしたら高気圧停滞による逆転層の発達、数日間無風の日射による空気の乾燥、そして内陸の平野の条件による海風の気温差が驚くほどに上昇気流のベストエナジーラインの高度(山頂から雲底の間)が各山岳地帯、平野ごとに大きく異なったことです。毎回Saddleを超えるたびに風向きの変化、そして上昇気流の特性、雲のできはじめや上昇気流の始まりから終局までのサイクルの長さにも大きく変化が見られ、異なった空気層に常に突入している観察がとても大事なフライトでした。フライトがJustin専用のハンガー内で翼を清掃していた時、Justinがふとこびりついている虫の量を眺め私に、リック、どうやら我々はずっとチャレンジングでダイナミックなむずかっしコンバージェンスをより多くエナジーラインとして使っていたんだな。とつぶやきました。世界選手権のトップに君臨するパイロットはさすが、いうこと、観察力、そして直観がけた外れに優れていることに再度気づかされました。

写真が毎日更新されています。ぜひご覧ください!
>>https://photos.app.goo.gl/5TH3gzDDEqee3ery9

Ric Springer
 
 

RW(QQ)の動き

 投稿者:日口  投稿日:2022年 1月14日(金)08時49分36秒
編集済
  Justin/Ricチームの乗るRWは8:30(現地12:30)頃に離陸したようですね。
QQはGavinさんが乗っているものと思われます。
今日一日、楽しみです!^^
(Omaramaへの帰投は15:00(現地19:00)くらいでしょうか。

写真は、2016年の元旦にMilford Soundを訪れた時のワンショットです。
写真中央、海に突き出すようにMilford Soundの飛行場が写っているのがお分かりかと。
(この写真は前席のパイロットが撮ってくれたもので、後席の私は飛ぶのに忙しく飛行場を視認できていませんでした^^;)

今日のRicも同じようなフライトができるといいですね^^
 

補足

 投稿者:日口  投稿日:2022年 1月13日(木)15時40分30秒
  NZのライブトラックは以下のページで見ることができます。
https://gliding.net.nz/tracking

Justin氏のRWは概ね日本時間の8:00(現地時間12:00)くらいから確認できるのではないかと。
(RWマークをダブルクリックするとトラックが出てくるはずです)

私も明日は注視しておきます^^
 

ユースキャンプ7日目

 投稿者:スプリンガー リック信幸  投稿日:2022年 1月13日(木)14時49分47秒
  皆さん、こんにちは。

今日は弱い東風のコンディションでウインチ曳航の後のクロスカントリーがとても難しい日でした。Grob複座機ではありながら1時間かけてようやく7000ftまで上昇し、そこからは8000ftを保ちながらサザンアルプスをサーマルソアリング、Omaramaから60㎞地点で引き返し帰還しました。操縦技量に自信を無くした13歳の生徒のモチベーション復活のため全力を注いだ結果、無事笑顔で大満足のフライトとなりミッションコンプリートです。ご両親もとても喜ばれていました。(下の写真...Moki君のファイナルグライド中のスマイル)

ユースキャンプも終盤に入り、生徒そして親同士の競い合いがちらほら見えてきました。
Rogerさんもこの競い合いは毎年恒例とのようで、親から子へのプレッシャーやインストラクターへのプレッシャーなどコンディションに左右されながらも均一に交代でいいフライトをしていく、精神的にとても疲れる日々が最近は続いています。しかし今日はしっかりと生徒そしてご両親両方がハッピーに終えれることができましたので、一安心です。

さて、明日はJustin Wills氏とクイーンズタウン、ミルフォードサウンド、そして北進経由でクロスカントリーのオファーを本人からいただいたので、興味のある方はグライダーのスポットトラッカーのRWを追ってみてください!

では、明日の報告をお楽しみに!!

写真が毎日更新されています。ぜひご覧ください!
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Ric Springer
 

ユースキャンプ6日目

 投稿者:スプリンガー リック信幸  投稿日:2022年 1月12日(水)07時29分38秒
  皆さん、おはようございます。

昨日はウェーブ、コンバージェンス、リッジ、サーマルすべてが合わさった感無量のコンディションでした。昼と夕方に初ウェーブフライトとなる生徒を2人、うち夕方のフライトは複座機のグローブでブルーコンディションかつ酸素設備が搭載されていない分10000ftから13000ftを行き来しながらMt.Cook の手前まで到達しました。二人とも大満足で生徒のご両親も笑顔があふれていました。(下の写真)

今日も又ウェーブがメインのソアリングコンディションとなりそうです。昨日ベテランのつわものパイロットたちは海風前線を使ってOmarama~Christchurchの北へまた70㎞まで往復クロスカントリーをしていました。70歳前半で900㎞オーバーのサーマルクロスカントリー、化け物です。

ユースキャンプも往復地点を過ぎ、毎日ソアリングコンディションなため生徒並びにインストラクターの間で多くの疲労がたまっているのがうかがえます。こういうときは思い切ってフライトは半日、残りはOmaramaの大自然を活用したアクティビティーを通じてストレス発散さらにチームワークの向上に努めるのもいいアイデアかもしれません。どうしてもユースキャンプ中はフライトやグライダーに集中しがちですが、ほかのまた違った地域を活用したアクティビティーも取り入れることでより一層内容が深まるキャンプになると感じました。Rogerさんにも今日相談してみます!私も精神的、身体的ともに限界が来ています。

昨日も合計約5時間は飛行したのち、活動終了後の作業で深夜まで作業が続いたため今日は昼寝を挟み乗り切りたいと思います。

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Ric Springer
 

ユースキャンプ5日目

 投稿者:スプリンガー リック信幸  投稿日:2022年 1月10日(月)16時00分40秒
  皆さん、こんばんは。

今日は無風スタートで雲底が約7500ftの素晴らしいソアリングコンディションでした。
Grob複座機ですら今日は1時間の間に北へ40キロ、西へ30キロミニクロスカントリーができました。午後の海風で内陸部の上昇気流はなくなり、今日は全フライトが18:00前に終了しました。

初ソロが2人、初ソアリングが1人、初グライダーが1人、フライト数も合計50発とまずまずの1日でした。ニュージーランドのグライダー教育システムは現在生徒がオンラインで参考資料と共に予習をし、インストラクターとフライト前にブリーフィング、生徒が保管・管理する訓練シラバスにブリーフィング後生徒と教官が各項目ごとに記入し、フライト後デブリーフィングでフライトの反省や次回の予習項目などをカバー、全体のトレーニングを終える形をとっています。

このように、訓練シラバスに沿って訓練を積むことで、ソロ前にやらなければいけない訓練漏れや忘れを防ぐだけでなく、今後生徒がどのような項目や科目を訓練したいのかどのインストラクターと飛行しても一目で訓練内容が定まります。
また生徒自身も訓練にあたっての自分の成長できた点や今後復習、予習が必要な点について科目ごとに見返すことができ、とても効率の良い、そして安全なトレーニング方法であると感じました。

またインストラクターに対しても、指導方法や各項目の合格ラインの判断基準、生徒がどれだけオンラインで復習できたかの時間も読み取ることができます。今後はより確立された正しい基礎のオンラインでの提示方法、並びに360度カメラや動画を活用した実際のトレーニングの模様などもっ資料にまとめオンラインでいつでも予習、復習ができる環境整備に励む方向性で協議されていくそうです。

またこのシラバスはソロ前に限らず、クロスカントリーや大会でのフライト、アクロバットトレーニングにも適用されています。若い人材がこれだけの教育整備をされていてもまだトレーニングが難しく、グライダーがいかに奥深い教育素材であることがうかがえます。まるでAからBまで川を渡っている間波に揺られながらトレーニングを目的地到着までに達成されなければいけない、そのような感覚です。元Air New ZealandキャプテンのRogerさんもエンジンがついていない前後で座るグライダーの教育は単発機の教育と比べてとても難しいと話していました。非常に興味深いです。

写真が毎日更新されています。ぜひご覧ください!
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Ric Springer
 

SE4発刊!

 投稿者:日口  投稿日:2022年 1月10日(月)10時39分3秒
  正月休み返上?で取り組んでいたSoaring Engine その4がAmazonにて発刊されました!^^
https://www.amazon.co.jp/dp/B09PRPJPR7

今回はソアリングから少し離れて「機体とアビオニクス」をテーマにしています。
わかっているようでわかっていない工学のこと、バリオの仕組みや選択、フライトコンピュータなどについて、Gならではの語りでわかりやすく解説しています。あなたの一助になること間違いなし!

ぜひ、あなたのスマホに常備して、通勤・通学の電車の中ででも読み進めてみて下さい。
シリーズ前3作も講評発売中です^^
その1 リッジ、サーマル、マウンテンソアリング https://www.amazon.co.jp/dp/B01EYZVCEE
その2 ウェーブとコンバージェンス https://www.amazon.co.jp/dp/B079NP16HY
その3 ハイパフォーマンスソアリング https://www.amazon.co.jp/dp/B08MDGDSFT
 

ユースキャンプ4日目

 投稿者:スプリンガー リック信幸  投稿日:2022年 1月10日(月)06時14分15秒
  皆さん、おはようございます。

昨日から今日にかけてユースキャンプを通じての疲労がたまってきました。
昨日のコンディションは南西風が強く大気の湿気が多かったため、ウェーブが弱く難しいコンディションでした。

今日がキャンプ5日目ともあって、生徒並びにインストラクターの多くから疲れやうっかりミス、物忘れなどが増えてきています。私もソロ前の生徒2人を教えつつ、毎朝9時のウェザーブリーフィング、そして飛行時間の記録も担当しているため複数の責任を交互に対処していく必要があります。

しかしこの責任も、自分だけが背負うのではなく周りにも助けを求める、1人1人が個人のフライトを責任をもって記録、保存し水が足りなくなったら補給、昼食の時間になったら昼食を人数分取りに行く、ほかの離陸準備をしている生徒やインストラクターのハーネスやバラスト、風や日射を考慮してグライダーのキャノピーを支える、曳航パイロットが見やすいように滑走路の端に立ってエスコートする。やっていて当然、あたり前、だれでもできる、そう思える事ばかりですが、それを行動に移し常に学び助け合う自立心は自分自身から自然に現れなければなりません。この考え方に気づきが芽生えてきた生徒やインストラクターがようやくちらほら見えてきました。この小さく見える頑張りが、実は私やRogerさん(ユースグライドディレクター)を大きく助けてくれています。


下の写真、Justin Willsさんによる上昇気流とエナジーラインの飛び方の講義。

写真が毎日更新されています。ぜひご覧ください!
>>https://photos.app.goo.gl/5TH3gzDDEqee3ery9

Ric Springer
 

ユースキャンプ3日目

 投稿者:スプリンガー リック信幸  投稿日:2022年 1月 8日(土)19時43分37秒
  皆さん、こんばんは。

今日は朝にウェザーブリーフィング、昼に夕食の調理のお手伝い、そして夜7時から日の入りまでの約3時間リッジソアリングでまだ今日1度もフライトができなかった生徒を2人1時間ずつ交代でフライトを行いました。

リッジソアリングのルールや安全性に関する実践練習はもちろん、途中では地上で計画をしていた夕焼け編隊飛行も行いました。離陸の際、曳航ロープをつけてもらった生徒の父親、毎晩4時間かけて40人分の食事を調理する生徒やその友達の母親、それを全力でサポートするインストラクターや助け合う生徒同士。空へのあこがれや夢を生徒個人の夢に仕立てるのではなく、より多くの人とかかわりを持ち、お互いの夢を1歩ずつ広げていける持続可能なチームワークが今日は多くみられました。

前席からの心からのスマイルが私の夢を大きく広げてくれます。グライダーがいかに素晴らしいい教育素材のポテンシャルがあるかがうかがえるとっておきのスマイルでした。

Ric Springer

 

ユースキャンプ2日目

 投稿者:スプリンガー リック信幸  投稿日:2022年 1月 7日(金)19時35分52秒
  皆さん、こんばんは。

今日は飛行機曳航20発、ウインチ曳航30発の計50発と忙しい1日となりました。
今回もまた生徒2人を指導し、2人で合計でウインチ曳航8発(4発づつ)フライトを行いました。

今年は私が朝のウェザーブリーフィングを担当しています。朝の1時間半をかけて気象に関する分野をはじめとする資料を作成し、プレゼンの最初の5分ほどグライダーに関連するイノベーションや研究などの視野を広げ、グライダーの面白さや将来の可能性を考えてもらうセッションを取り入れています。昨日はアルゼンチンで成層圏ウェーブフライトを通じた気象モデルの研究チーム、”Perlan Project”の動画や写真を披露、今日はヨーロッパで個人で開発されたSolar Flight(ソーラー発電航空機)の動画や今後の研究・事業展開について発表しました。

現在、世界ではあらゆる将来の持続可能性を秘めた最先端の研究テーマでグライダー本体、あるいはグライダーの技術を大胆に活用したプロジェクトやイノベーションが行われています。
つまり、グライダーは人として成長させてくれる素晴らしい教育素材だけでなく、とてもシンプルに見えても実はものすごく高度で入念なデザインや知恵が施されているハイテクマシンであることを少しだけ感じてもらえた若い目の輝きがプレゼン中何度も見受けられました。

グライダーは将来の持続可能性(教育・技術)をプロモーションできる画期的なスポーツでいくらでも伸びることのできる分野であると、美しい翼を眺めていると日々考えさせられます。

YSDC(ユースキャンプの写真が更新されていますので是非下のリンクからご覧ください。)写真リンク。

>>https://photos.app.goo.gl/5TH3gzDDEqee3ery9


Ric Springer
 

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