今晩まで10秒足らずも休む暇もなくただ黙々と作業やインストラクターそしてJustinとのフライトを行いました。ご報告が遅れましたがJustinとのフライトを今日はご報告します。フライトのタスクはMt.Ida, Mt.Brewster, Mt.Earnslaw, Mavora, Omaramaの530㎞タスクを設定の上飛行しました。ウォーターバラスト140Lを積み、2000ftで離脱、8000ftまで上昇したのちI haveでMt.Idaへ90Knotで南進、2組のパラグライダーと遭遇したのち無風の状態でHawkdun Rangeを90Knotでサーマルリッジ??ソアリングで高度とエネルギーを保ったままOmaramaへ戻り再び8000ftまで上昇。Lindus, Dingle, Hunter経由で1度も旋回しないままドルフィンフライトでMt.Brewster到達、その後Makaroraの中心からやや東に位置するコンバージェンスを使いRabit Passまで飛行、8200ftまで上昇した後そのままMt.Aspiring, Matukituki ValleyのコンバージェンスでCascade Saddleを5500ftで通過、その後15Knot Averageの上昇気流で雲底9200ftまで上昇しそのままMt.Earnslawの西斜面を7800ftで通過しました。その後Kingstonエリアへ突入、Lake Gunn、ここから私が初めての冒険エリアです。すぐさまJustinがI have、私はJustinにふとこうつぶやきました。”Justin...What is our landout option if we get low in this aera?”そしてJustinは”Oh, Dear Boy, who knows...maybe crash in one of the lakes I suppose."と何事もなかったかのような回答をいただきました。納得する余裕もなく次の、また次のコンバージェンスと勢いをとどまらせることなく100knotで全力疾走をしました。Mavoraへ到着し、Omaramaへ引き返そうとしたとき、うすうすと確認していたMavoraからOmaramaまでの直線150kmの間に雲一つないいかにも海風による死んだ空に見えましたがJustinはQweenstownの空域をトランスポンダーをONにして突っ切り、Remarkablesで8200ftまで上昇したのち、何もない絶対帰れなそうな真っ青な空めがけて一直線に飛行、もちろん地上から300ftの高さまで高度を下げ直進したのち理解不能の技でコンバージェンスを見つけ出し、6000ftまで上昇、そしてそのままOmaramaまでファイナルグライドとなりました。
またこのシラバスはソロ前に限らず、クロスカントリーや大会でのフライト、アクロバットトレーニングにも適用されています。若い人材がこれだけの教育整備をされていてもまだトレーニングが難しく、グライダーがいかに奥深い教育素材であることがうかがえます。まるでAからBまで川を渡っている間波に揺られながらトレーニングを目的地到着までに達成されなければいけない、そのような感覚です。元Air New ZealandキャプテンのRogerさんもエンジンがついていない前後で座るグライダーの教育は単発機の教育と比べてとても難しいと話していました。非常に興味深いです。